【石川】スキップフロアは老後も大丈夫?バリアフリー面について徹底解説
スキップフロアと言えば、空間をおしゃれにかつ最大限に利用でき、床面積を確保しやすいので最近はとても人気があります。
一方、段差が多いというスキップフロアならではの造りにより、バリアフリーの観点から老後の心配をする人も少なくありません。
そこで今回は、スキップフロアを取り入れることによるメリット・デメリットと、スキップフロアでの老後について解説していきたいと思います。
では今回の記事のポイントを見ていきましょう。
・スキップフロアとは?スキップフロアについておさらいしよう!
・スキップフロアのメリット・デメリットを理解しよう
・スキップフロアの短い階段は、室内運動にもいす代わりにも使える。
1.おさらい:スキップフロアって?
スキップフロアについては何度か過去にも記事がありますが、あらためておさらいしていきましょう。
スキップフロアとは、同じ空間に高さの違うフロアを作ることです。
階段の踊り場が広くなっていて、そこに部屋があると思って頂けば分かりやすいかもしれません。
通常、部屋同士は壁で区切りますが、スキップフロアは段差や短い階段で仕切るので、家中がゆるやかに繋がり、家族との会話が増え、絆が深まります。
壁が少なく横だけではなく縦にも広がっているので、開放感があり、家が広く見えるのも特徴です。
スキップフロアについては、過去の記事でも詳しく紹介しているので、参考にしてください。
https://ac-s-village.com/info/3444/
2.スキップフロアのメリットとデメリット
スキップフロアを取り入れた家は、個性的でおしゃれな空間が広がる家になりますが、一番の懸念である老後はどうするか?という点も考えなければいけません。
スキップフロアの家を建てるには、スキップフロアのメリットだけだはなく、デメリットもしっかり理解しましょう。
2-1スキップフロアのメリット
・空間を無駄なく使える
スキップフロアは縦横に空間を取ることが出来るので、家の中に無駄な空間が生まれにくいです。
・広く見える
壁ではなく階段で空間を仕切るスキップフロアは、間仕切りが少なく天井を高く取ることが出来ます。
そのため吹抜の抜け感と同じ効果が生まれ、視線が縦に行くことにより家の中を広く見せることが出来ます。
・床面積を増やせる
床を段差でずらすことにより生まれる空間を有効活用しましょう。
スキップフロアで出来る天井が低い部分を、収納や子供の遊び場、趣味空間にすることで、床面積を増やし快適な生活が出来ます。
・ほどよく家族とつながれる
間仕切りは少ないですが、空間ごとに床の高さがずれているスキップフロア。
同じ部屋内でありながら、違う空間にいることで、程よい距離感で家族の気配を感じることが出来ます。
2-2スキップフロアのデメリット
・建築費用が高くなる
スキップフロアを建てるには、通常の平屋や2階建ての家を建てるよりも手間がかかります。
そして床面積が増えるということはその分建築費用が高くなる傾向にあります。
ただし、土地の形状によってはコストダウン出来る場合もありますよ!
・空調効率が悪くなる
縦横につながっているスキップフロアは、開放的な分空調が効きにくくなります。
ですが、空調設計をしっかりしている断熱性・気密性の高い家であれば、家全体で快適に暮らすことが出来ます。
・掃除が面倒
人気のロボット掃除機。
スキップフロアの家は段差が多いので活用することは難しいでしょう。
フロア毎に掃除用具を用意する必要がある等、掃除には少し手間が増えます。
その分、気になったフロアだけをその都度掃除することが出来るので、家をきれいに保つには良いかもしれません。
3.スキップフロアは老後も大丈夫?
段差が多く、バリアフリーとは逆を向いているように感じられるスキップフロアですが、
段差があることで、老後の暮らしが便利になることもあります。
3-1別フロアへの移動が短い
スキップフロアの家は、2階建ての階段と比べると格段に移動距離が短いです。
一つ一つの階段が短いので、上り下りが楽になると同時に、段差を踏み外して転落したとしても、大事故につながりにくいです。
これぐらいの階段であればちょっとした運動にとても良い、とおっしゃるお客様もいらっしゃるぐらいです。
3-2スキップフロアは緩やかな階段を作ることが出来る
階段というのは意外と場所を取ります。
通常の2階建てで、転落防止等のために段差の低い緩やかな階段を作ろうと思うと、階段のスペースがかなり多くなり、その分居住スペースが狭くなってしまいます。
スキップフロアであれば1つの階段は短いので、段差の低い階段を作ってもさほどスペースを圧迫しません。
緩やかな階段は老後だけではなく、小さなお子様がいるご家庭にもおすすめです。
スキップフロアなら、生活に必要な階段と居住スペースをしっかり確保出来ますよ!
3-3生活動線をまとめる
いくら階段が短いスキップフロアといえ、寝室は0.5階でキッチンは2階、と動線が悪ければ意味がありません。
生活の主となるLDK、寝室、お風呂等の水回りを0.5階~1.5階ぐらいにまとめてしまえば、移動は格段に楽になります。
3-4段差をいす代わりに使える
通常、階段といえば居室と離れている場合が多いですし、廊下の一部となっており冬は寒く夏は暑いイメージですが、壁での仕切りが少ないスキップフロアの家では、階段は快適に過ごせる部屋の一部です。
老後は床に完全に座り込んでしまうと、次に立ち上がるときに苦労する場合も多いかと思いますが、部屋の一部であるスキップフロアの段差をいす代わりに使えば、あまり負担無く立ったり座ったりすることが出来ます。
なおかつ、段差をいすにするということで家具を少なくすることが出来、家具にぶつかり転倒するといった危険も防ぎやすくなります。
まとめ
今回は、段差が多いスキップフロアの家での老後について解説しました。
おしゃれで開放的、居住空間もしっかり確保出来るスキップフロアでの暮らしですが、階段が多いということで老後の不安を感じるかもしれません。
しかし、メリット・デメリットをしっかりと理解すれば、老後も特別心配することなく過ごせることが分かったと思います。
野々市市にあるアシーズの住宅展示場では、実際にスキップフロアが体験できるモデルハウスもありますので、スキップフロアを検討されている方は、是非ご来場ください!
展示場をご覧になりたい方はこちらから!
集計期間 2022/3/2~2022/4/5
※株式会社リクルート「SUUMO」調べ