【石川県 平屋】スキップフロアでオシャレな間取りと活用方法②
注文住宅で人気が高いスキップフロアの特集、
第二弾として前回の寝室に続いて、部屋の用途別にスキップフロアの採用事例を紹介していきます。
今回はフリースペースや収納、子供部屋などをスキップフロアに組み込む事例や、
設計するときに知っておくとよいポイントをお伝えしていきます。
スキップフロアをプランに取り入れたいと思っている方は、
前回の記事と合わせて今回の記事も参考にしてください。
それでは、今回の記事のポイントをまず冒頭でみていきましょう。
・勾配天井とスキップフロアの部屋を組み合わせる場合は、部屋のレイアウトと天窓の設計に配慮が必要です。
・最近は書斎なども人気ですが、空調と音の配慮には気を付けましょう。
1.平屋で人気のスキップフロア 間取りアイデア例
平屋でスキップフロアを採用した事例で、スキップフロア部分の部屋の種類ごとにみていきましょう。
1-1. フリースペース
ライフスタイルの変化に合わせて有意義な使い方ができることから、採用される方も多いです。
◆フリースペースを設計する際の気を付けるポイント
フリースペースを設計する場合は、使用用途を明確にすることと、使いやすい場所に設計することです。
使いやすい場所はプランによって異なりますので、
アシーズでは各々のプランに合わせてご提案いたします。
ただ、使用用途は新居での生活をイメージしておくと良いでしょう。
お子さんが小さいうちはお子さんの特別感のある遊ぶ場所として、
そしてお子さんが大きくなってから、または日中は在宅スペースや書斎として使うこともよいでしょう。
リビングなどで家族の雰囲気を感じながら、
ひとりになれる「ちょうどいい距離感」を創れる場所として活用できます。
1-2. 子ども部屋
お子さんの1つの部屋として、スキップフロアを使うこともあります。
アシーズでは、子ども部屋を勾配天井と組み合わせて設計することが多く、
狭すぎない印象を空間設計から心がけています。
お子さんの部屋は昨今、大きすぎない面積でコンパクトに設計することが主流になっており、
天井高さを出して圧迫感を減らしています。
◆子供部屋を設計する際の気を付けるポイント
勾配天井と組み合わせた子ども部屋の設計でのポイントは2つあります。
1つ目は、部屋のレイアウトです。
お子さんの部屋はコンパクトでも収納は必要になってきます。
そのため、勾配天井で天井の高い広い空間の方に収納を設け、
机などを天井が低い方に置けるように設計しています。
そして2つ目は、勾配天井ならではのポイントですが、
天窓の位置や有無に関しても注意した方が良いでしょう。
天窓は明るさを確保できる一方、
方位によっては直射日光がまぶしくなってしまう可能性もあります。
北向きなど直射日光が差し込まない方位であれば良いですが、
南向きなどは直射日光で特に夏場に部屋が暑くなる原因にもなります。
1-3. 書斎
最近は、在宅ワークのスペースに悩む方も意外と多く、
新築時に書斎を検討する方も多いです。
特にリモート会議が多い方は、家族の生活音が入らないように、
反対に会議の音が家族の生活のジャマにならないように配慮する必要があります。
◆書斎を設計する際の気を付けるポイント
書斎は長い時間こもることが想定されることから、
気を付けたいポイントとしては音以外では空気質が挙げられます。
部屋ごとにエアコンを入れると光熱費が上がる原因にもなりますので、
リビング横に書斎を設計して、薪ストーブのあたたかい空気を入れるなど、
他の部屋と空調を併用するとよいでしょう。
書斎の使い方によって、開放度は設計士とよく相談しましょう。
2. 平屋ベースのスキップフロア施工事例
2-1.「R」の事例(子ども部屋)
スキップフロアの段差を活用して、2階の子供部屋にロフトを設計した事例です。
ロフトはキッチンの上の小屋裏スペースを活用しており、
遊びゴコロのある間取りになっています。
天井高さを比較的低く設定していますが、
窓で視線の抜けを作ることで閉塞感がないように設計しています。
また、セカンドリビングとして活用できるスペースは勾配天井と組み合わせて、
開放感ある空間として仕上げています。
2-1.CAMPの例
つづいての事例は、スキップフロア × フリースペースの事例です。
図面では1階のリビング横に設けた畳スペースが該当の場所ですが、
お子さんを遊ばせる場所、来客時のスペース、
家事をするためのスペース、といったように多様な使い方ができます。