【石川県】スキップフロアのメリットデメリットを理解してステキな平屋へ!事例も紹介!
今回はアシーズが得意とする「スキップフロア」のある平屋において、設計時のコツや間取りを考える上での抑えておくべきポイントを紹介していきます。
また、今まで平屋・スキップフロアの実績が豊富なアシーズの実際の建築事例も合わせてみていきましょう。
当記事では、「スキップフロアはどんなスペースなのか」、そして平屋住宅におけるスキップフロアのデメリットを理解し、設計する際に「気を付けるポイント」をみていきます。
それではまず、今回の記事の要点をみていきましょう。
・スキップフロアは、互い違いにズラしたフロアを短い階段でつないだ「特別感のある空間」
・スキップフロアのメリットは、「空間の最大活用」と「家族と程よい距離間」を創り出すこと
・デメリットは、空間を大きく設計し過ぎると空調負荷が上がること
・スキップフロアは設計に慣れた工務店で、全体バランスを考慮し設計してもらうことをオススメします
1.スキップフロアは高低差のある「特別感のある空間」
スキップフロアとは、互い違いにずらしたフロアを、短い階段でつないだ部分を指します。
少しの高さの違いで空間を仕切れるので、家中がゆるやかにつながり、2階建てにはない立体的な空間が手に入ります。
出典:Bino 施工事例
写真で見ていただくと、このようなイメージになります(お父さんが立っている場所)
階の上下に高低差を付けるスペースを作ることで、ちょっとした特別感のあるスペースになり、
新築を検討される方の憧れのアイテムの1つです。
お子さんの遊び場・在宅スペース・家事スペース・趣味の場所などなど、活用方法は家族それぞれ。
このように、スキップフロアは特別感のある空間であり、機能性も兼ね備えたワクワク感のある空間と言えます。
2.平屋 × スキップフロアのメリットとデメリット
つづいて、特に平屋住宅において、スキップフロアを設計・検討する上で抑えておくべきメリットとデメリットをみていきましょう。
2-1.メリット
メリットは主に4つです。
・リビングをより開放的に感じることができる
・敷地に対して1階床面積の大きさが限られている平屋×スキップフロアで、空間を最大限活用でき様々な使用用途で使える
・程よい距離を保ちつつ、家族の雰囲気がわかる
・一味違った楽しいプランになる
平屋住宅は一般的には、敷地に対して建てられる範囲が決まっています(建ぺい率の制限)。
その中で、上下の空間(立体的)を有効活用できるアイテムがスキップフロアです。
2階建てにはない、互い違いにずらしたフロアでリビングを開放的に感じることができることや、
床面を増やすことで空間を最大限活用することができます。
平屋は屋根の形状により異なりますが、切妻屋根(三角形の屋根)などのプランでは、
スキップフロアを用いると、小屋裏空間を活用しやすくなります。
また、家族の雰囲気としても段差が生み出す「視線のズレ」で、程よい距離感を創り出します。
在宅ワークなどをしていても、同じリビングでお互いが仕事をしていたり、
一方が家事などをしていると気になってしまうこともありますよね。
スキップフロアではそんなふたりをお互いの存在は感じつつも、
程よい距離感を生み出し、お互いをジャマしないような空間を創り出せます。
2-2.デメリット
一方で、スキップフロアに対して期待外れにならないよう、抑えておきたいデメリットです。
・間取りのプランニングに豊富な経験が必要
・空間が広くなるため、断熱性を一定以上に上げる必要がある
スキップフロアは意外と家全体の中でも、大きな専有面積を占めます。
リビングにスキップフロアを併設する場合もおいても、リビング自体を一般的には大きな空間として設計します。
その中で、リビング空間の大きさも確保しつつ、隣接するスキップフロアを他の部屋とバランスを取って設計することは「意外と難しい」です。
スキップフロア自体の大きさ・上下の高さ・スキップフロアに入った時に圧迫感がないか?など、床面積だけでなく立体的にプラン設計をしていきます。
スキップフロアを導入したい場合は、施工事例が豊富にある工務店に任せた方が無難でしょう。
そして、プランだけでなく実際に住んだ時の快適性も重要です。
スキップフロアを設計すると、空間自体が大きくなりがちで、それに伴い空調設計も重要です。
アシーズでは、その建物の設計や要望に応じて、断熱性能も考慮して設計していきます。
3.デメリットを踏まえてスキップフロアで気を付けるポイント
それでは、上記のデメリットを踏まえて、スキップフロアを設計する上で気を付けるべきポイントです。
・断熱性能は国が定める基準があるため、体感温度も含めて考えること
・(スキップフロアは空間が広いので)家全体の断熱性能を上げること
・使用目的の明確化と将来設計
やはり、平面図などで見るプランでは分からない、住み心地も大事です。
スキップフロアは空間をより立体的に大きく取ることになるため、家全体の断熱性能を向上させることが大切です。
断熱性能の高い家に暮らすことで、冷暖房効率もよくなり光熱費の削減や、快適な室温で健康的な暮らしが実現できます。
また、一定の省エネ性能を満たした住宅を新築すると、さまざまな優遇制度や補助金を受けることができます。詳しくはアシーズへご相談ください。
加えて、スキップフロアは使用用途が多彩です。
そのため家族構成が将来的に変わった場合(お子さんの巣立ちや、両親の介護引き取りなど)を想定し、
将来設計に合わせたちょうど良い空間の区切り方・広さの設計はアシーズにではいつでもご相談に乗ります。
家族の一番使いやすいスタイルを、スキップフロアを中心に考えることで、幅が広がります。
4.アシーズでのスキップフロアの事例
4-1. 『ALLen』(アシーズビレッジモデルハウス)
新しい家族が増えたり、生活習慣が変わったり、私たちの暮らしはいつも同じとは限りません。
ALLenのフリースペースは、ひとつの部屋として広々使えるだけでなく、壁で仕切れば
たちまち個室のできあがり。
自分にあった暮らし方ができる魔法の空間が叶います。
さらに、その中にスキップフロアがあることで、空間の立体的な広がりがうまれます。
4-2. 施工事例2
出典:アシーズ事例・I様邸
勾配天井を活かした中2階が特徴的なプランです。
子供部屋にも平屋ならではのトップライトを設け、採光もバッチリです。
スキップフロアの上階部には窓もあり、明るい空間として多様な使い方ができます。